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執筆者の写真田町治療院

テニス肘の治療 その2

テニス肘の医学名称を外側上顆炎と呼びますが、実はテニス肘にもいろんな状態があります。対応の仕方を間違えられるとなかなか治りません。


状態その1:炎症期

この時期はしっかりアイシングして炎症を抑制します。下手に患部を治療すると炎症が広がってピリピリした痛みが出ます。基本は氷水でアイシング。保冷剤を使うと凍傷を生じる危険があります。


状態その2:瘢痕期

擦り傷のあとカサブタが出来るのと同じ様に炎症した部分が瘢痕化します。筋肉と骨の接続部周辺が瘢痕化しますのでスイング時に激痛。安静時に鈍痛が生じます。部分的な血流不足を生じているのでアイシングすると悪化します。


状態その3:慢性期

治療を受けずに放置したか、瘢痕期の治療を失敗されると慢性期に移行してしまいます。しばらくテニスを休憩しても復帰すると痛みが再発するケースが多いです。洗顔時や炊事中も痛みが出ます。アイシングをすると患部の血行不良を増長するため周辺の筋肉が硬くなります。


以上3つの時期を把握して、それぞれの時期にふさわしい施術が必要となります。3回施術を受けても痛みが改善しない場合は、的確な治療でない可能性があります。



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